治療

臍ヘルニア圧迫療法について

臍ヘルニア(でべそ)は、臍が突出した状態でその中に腸管が飛び出した状態です。
臍ヘルニアは新生児10人に対して約1人に発生します。
臍ヘルニアの診療は放置しても1年で80%が、2年で90%が自然に治ると言われて少し前までは経過観察が主流でした。
経過観察で治らなかった10%は手術となっていました。
近年になって圧迫療法の効果が見直されて、多くの病院で行われるようになっています。
治る率が発表されているのでは、75%から99%であり病院によって差がありますが、早く治ることが認められています。
圧迫療法はヘルニアが小さいほど早く治る傾向があります。
治療開始の時期も大切で生後早いほど効果が高く、遅くとも4ヵ月までに治療開始がすすめられてます。
生後6ヶ月以降では圧迫療の効果は低くなります。
治療期間は、早ければ1ヶ月前後で治りますが、大きいヘルニアは長くなる傾向があります。
経過観察または圧迫療法にて治らなかった場合や、醜い形で治った場合には1〜2歳頃に手術を行うことが多いです。

当院では臍ヘルニアの圧迫器を採用し、圧迫療法を行っています。
臍ヘルニアや臍の形に疑問があれば、早めに受診して相談してください。

当院の採用している。圧迫器はNICHIBAN へそ圧迫剤パックです。
リンクはコチラ。
参考にしてください。

2021年01月08日

子宮頸がんワクチン(HPV:ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン)について

当院でも子宮頸がんワクチンが接種できます。下記の定期接種期間であれば、無料です。
この機会にぜひ、接種を考えてください。
福岡市以外にお住いの方も当院で接種できます。(新宮町、古賀市、福津市、宗像市など)
在庫の確認が必要ですので接種希望の5日以上前に、予約お願いします。
接種後30分間、院内で経過観察が必要です。時間に余裕をもって来院ください。
(平日16時30分まで、土曜日12時までに来院ください。)

子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種)
接種対象者:小学校6年生から高校一年生の女子。
接種回数:3回、筋肉注射。
接種間隔:初回、2か月後に2回目、初回から6ヵ月後に3回目。
接種ワクチン:ガーダシル(4価ヒトパピローマウイルスワクチン)
来院時には必ず、母子手帳を持ってきてください。母子手帳を忘れますと当日は接種できないことがあります。
接種後30分の院内待機と、当日の激しい運動はできません、都合の良い日に接種しましょう。
子宮頸がんワクチンについて詳しいことを知りたい方は下記リンクが参考にしてください。

福岡市子宮頸がんワクチンのページはコチラ。

2021年03月14日

夜尿症について

赤ちゃんは、みんなおねしょをします。それが、年齢とともに少なくなり、5歳では15-20%、
その後は年間15%でよくなっていくとされています。年間15%の自然治癒率は低いほうではありませんが、
急速な精神的発達が見られる大切な時期に、ストレスを与えることは避けたいものです。
 治療開始時期は社会生活の広がる、小学校入学年齢の6-7歳とされています。
 おねしょが続いているのは、自分の責任ではありません。
足が速いか遅いか、と同じで生まれ持った人それぞれの特徴であり、自分が悪いわけでもなんでもない。
しかし、おねしょを治そうと頑張ってみるかどうかは自分の責任で決めなくてはなりません。

 当院の治療方針としては、まず夜尿症の日常の生活指導を行い、夜尿カレンダーを記載していただきます。
その結果をもとに、薬物療法等の適応を決定します。最近では有効な薬物もあり、夜尿の改善率が高くなっています。

 夜尿に関して、気になる方は気軽に当院にご相談ください。

2021年01月08日