夜尿症について

赤ちゃんは、みんなおねしょをします。それが、年齢とともに少なくなり、5歳では15-20%、
その後は年間15%でよくなっていくとされています。年間15%の自然治癒率は低いほうではありませんが、
急速な精神的発達が見られる大切な時期に、ストレスを与えることは避けたいものです。
 治療開始時期は社会生活の広がる、小学校入学年齢の6-7歳とされています。
 おねしょが続いているのは、自分の責任ではありません。
足が速いか遅いか、と同じで生まれ持った人それぞれの特徴であり、自分が悪いわけでもなんでもない。
しかし、おねしょを治そうと頑張ってみるかどうかは自分の責任で決めなくてはなりません。

 当院の治療方針としては、まず夜尿症の日常の生活指導を行い、夜尿カレンダーを記載していただきます。
その結果をもとに、薬物療法等の適応を決定します。最近では有効な薬物もあり、夜尿の改善率が高くなっています。

 夜尿に関して、気になる方は気軽に当院にご相談ください。

2021年01月08日